NPBの歴代5ツールプレイヤーの総合力ランキングを作成しました!
5ツールプレイヤーとは、
・ミート(打率の高さ)
・パワー(ホームランの多さ)
・走力(足の速さ、盗塁の多さ)
・肩(肩の強さ)
・守備(守備力の高さ)
の、5つの要素全てを備えているプレイヤーのことを言います。
ランキングは歴代上位11位までとします。1位は誰もが知っているアノ人です。
では、11位から発表します。
11位 野村 謙二郎
ミートB パワーB 走力A 肩C 守備B
・「ノムケン」の愛称で知られるトリプルスリー達成者
・最多安打3回、盗塁王3回、ベストナイン3回を獲得している
・入団から17年間広島一筋でプレーした、ミスター広島である
10位 柳田悠岐
ミートA パワーS 走力A 肩A 守備C
・2015年トリプルスリー達成者
・日本人最強クラスのパワーを持ちながら走力もあり、盗塁成功率も高い
・フルスイングを信条としているが打率も高く、また選球眼も良い
・肩は強いが、守備に関しては得意ではなく、打球判断が悪い
9位 福留孝介
ミートA パワーB 走力B 肩A 守備A
・全ての能力が高いバランスの良い選手である
・ベストナイン4回、ゴールデングラブ5回を受賞している
・打撃では特に高打率・高出塁率を特徴としており、ホームランを量産するパワーも併せ持つ
・盗塁数は少ないものの俊足で、一塁到達まで4.05秒を誇る
・守備では主に右翼手を担当しており、メジャー平均以上の強肩を誇っていた
8位 福本豊
ミートA パワーC 走力S 肩C 守備S
・「世界の盗塁王」の異名を持つ、NPB史上最強の盗塁王である
・通算盗塁数「1065個」でNPBダントツの歴代1位である。
・盗塁王は歴代最多の13回を記録している
・盗塁だけでなく打撃力もあり、「盗塁数を伸ばすコツはまず塁に出ること」という考え方を持っている
・肘に故障を抱えていたため送球にやや難があったが、走力を生かした余りある守備範囲を誇っていた
7位 山田哲人
ミートA パワーA 走力S 肩B 守備B
・史上初の複数回のトリプルスリー達成者である
・打率3割を楽に超えるミート力と、40本近いホームランを量産する長打力を併せ持つ
・盗塁数も多いが、盗塁成功率が特に素晴らしく、2015年には盗塁成功率89.5%を記録した
・守備力も高くUZRも毎年プラスを誇るが、ゴールデングラブのタイトルは未だ取れていない
6位 秋山幸二
ミートC パワーS 走力A 肩S 守備A
・抜群の身体能力を誇り、当時の監督から「野球をやっていなかったら、オリンピックの十種競技の選手になれた」と評されている
・50メートル5秒台の俊足、遠投120メートルで、バック宙も簡単にこなすことが出来る
・打率こそ低かったが、パワー、走力、守備、肩全て一流だった
・現役時代にテレビ番組『最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦』に出場し、当時のプロデューサーから「超人」と評されている。
5位 坂本勇人
ミートA パワーB 走力B 肩S 守備S
・歴代最高クラスの守備力を誇るNPB歴代屈指の遊撃手である
・広い守備範囲と強肩を誇り、UZRも毎年リーグトップ争いをしている
・打率も高く、ホームランを打つパワーも兼ね備えている
・2016年にはセントラル・リーグ史上初の遊撃手で首位打者のタイトルを獲得した
・盗塁数こそ多くないが50メートルは6・0秒、一塁到達速度は4.15秒を誇っている
4位 長嶋茂雄
ミートA パワーA 走力A 肩A 守備A
・入団初年度で打率.305 29HR 37盗塁を記録した天才である。しかもホームランの後のベースの踏み忘れがなければ初年度からトリプルスリーを達成していた
・入団から常に4番を打っており、3番の王との3,4番はON砲と呼ばれていた
・成績自体も素晴らしかったがチャンスに特に強く、打点王を5回獲得している
・ポジションは三塁手だったが、守備力・肩も一流だった
3位 山本浩二
ミートA パワーS 走力B 肩S 守備S
・「ミスター赤ヘル」の愛称で知られる広島カープ歴代屈指の名外野手である
・全盛期は強肩・攻守のセンターで、1972年から1981年まで10年連続でゴールデングラブ賞を受賞した
・遅咲きの選手で、29歳になるまで3割を一度も打ったことがなかったが、31歳に44本塁打の成績を残すと、以降は打率・ホームランで飛躍的な成長を遂げた
・足も速く、11年連続でシーズン2桁盗塁を記録している
・引退後も広島の監督を2度務め、第3回のWBCの監督も務めた
2位 イチロー
ミートS パワーB 走力S 肩S 守備S
・7年連続首位打者を獲得した、NPB屈指のスター選手である
・メジャーでも大活躍し、2004年にはメジャーのシーズン最多安打記録を更新している
・首位打者を楽に獲得する高打率と、30盗塁を楽に越える走力を持っている
・守備・肩もメジャーでもトップクラスで、非の打ち所のない選手である
・唯一の弱点は長打力が低いことであり、シーズン30本以上の本塁打を記録していない
・WBCで2度日本を優勝に導いた国民的英雄である
1位 松井稼頭央
ミートA パワーA 走力S 肩S 守備A
・5項目全てが一流の、NPB最強の5ツールプレイヤーである
・毎年3割をゆうに越えるミート力、30本以上のホームランを記録する長打力、盗塁王を3度受賞する走力、ゴールデングラブ賞4回を受賞する守備・肩を誇る
・当時西武監督を務めていた東尾監督は「ピッチャーをやっていても抑えられたんじゃないか、マックス150kmくらいは出ていた」と肩の強さを評していた
・身体能力が高く、「スポーツマンNo.1決定戦」でも常に上位の成績を記録していた
以上がプロ野球歴代5ツールプレイヤーランキングです。
基本的に長打力のある選手は筋肉をつけ体重が重くなる傾向があるため、走力は遅くなる傾向があります。
長打力と走力を兼ね備えた選手は身体能力が高いタイプの選手に多い傾向がありそうです。
現在はヤクルトの山田哲人やソフトバンク柳田等の有望な選手が出てきており、今後も5ツールプレイヤーは増えていきそうです。