菊池涼介(きくち りょうすけ)とは?3行まとめ
・広島カープ不動の2番セカンド
・球界No.1と評される守備の名手
・侍ジャパン日本代表メンバー
これまでの経歴
~高校時代~
東京出身の菊池は、高校から野球留学で長野県塩尻市にある武蔵工業大学第二高等学校へ進学します。
在学中のポジションは二塁手ではなく三塁手。
全くの無名で終わった高校時代でした。
~大学時代~
無名のまま高校を卒業した菊池は、岐阜学生リーグに所属する中京学院大学に進学します。
1年生春に遊撃手のレギュラーを奪うと、五度のベストナインや、三冠王をとる等の活躍を見せます。
また、抑えピッチャーとして出ることもあり、攻守揃ったオールラウンダーな選手だったようです。
そういえば中京学院大学といえば、2016年に巨人にドラフト1位で入団を果たした守備の名手・吉川尚輝(よしかわ なおき)という選手も輩出していますね。
中京学院大学は、内野守備を磨く有能コーチでもいるんでしょうか?
~プロ入り後~
2011年にドラフト2位で広島入りした菊池は、初年度から怪我で戦線を離脱した東出の代わりに二塁手で63試合に出場します。
しかし打率は.229とふるわず、初年度はまだバッティングに課題を残しています。
2年目、二塁手のレギュラーを正式に奪った菊池は打率.247 11本の活躍を見せます。
セカンドとしては中々の成績ですね。ゴールデングラブ賞のタイトルも受賞し、完全に広島・菊池の名前定着した年と言えるでしょう。
そして3年目の2014年・・・
一気に菊池が有名になったシーズンです。
開幕戦から打ちまくった菊池は、最終的に打率.325 11本 58打点の成績を残します。
セカンドとしてはほぼパーフェクトな数字ですね。
またこの年は、ヤクルトの山田が台頭してきた年でもあり、
球界最強のセカンドはヤクルト山田か?広島菊池か?
という論争が生まれた年でもあります。
打撃の山田、守備の菊池として現在でもこの論争は続いていますね。
関連:【ヤクルト】山田哲人(やまだてつと)の成績や能力評価【新彼女は熊切?】
能力評価、プレーの特徴
菊池の特徴として真っ先に挙げられるのが、なんと言ってもセカンド守備。
広い守備範囲と、捕ってから投げるまでの速さが格段に優れており、その守備力は
「歴代でもトップクラス」
と評されています。
実際、選手の守備力を数値化した指標のUZRでは、2016年は16.8と高い数値をたたき出しており、印象だけでなくデータとしても凄い守備力を持っていることが分かります。
守備範囲・捕ってから投げるまでの速さ、肩
守備に関して全ての面で最強クラスの能力を誇っています。
次に打撃についてです。
打率は.300をゆうに越えており、犠打が多いのが特徴です。
また10本以上のホームランもパンチ力も併せ持っています。
理想的な二番セカンドといえますが、欠点は割りとフリースインガーなところがあり、
打率の割に出塁率が低い(四球をあまり選べていない)
という面です。
また、足は速いものの盗塁センスに欠けており、毎年いくつか盗塁は仕掛けますが、
成功率が低い
という特徴があります。
周囲の評価
「守りで飯が食える数少ない選手」/球界関係者
「(元ヤンキースのデレク・)ジーターになれる」/松本スカウト
「キク(菊池)を遊撃にすると、三遊間の打球に追いついても打者走者をアウトにできないこともある。走者一塁から右前打が出れば、一気に一、三塁となる。今は左にいい打者が多い。二塁手にキクのような選手がいるのはとても大きい」/石井琢朗打撃コーチ
「20年プレーしてきて、ああいう選手は見たことがない。メジャーでもトップクラス」/黒田博樹投手
「一番は肩の強さでしょう。それだけアウトにする確率が上がる。ただ肩が強い選手はいたけど、肩が強くてあれだけ守備範囲の広い選手は他にいない」/黒田博樹投手
「野性的に見えるかもしれませんが、頭を使っている」/球団のトレーナー
菊池の評価を集めてみると、やはり
「メジャークラスの選手」
だということが分かりました。
将来はメジャーリーグ挑戦もあるか
現在までにメジャー志向の発言はしていない菊池選手。
しかし、上述したようにメジャーからラブコールはかかっているようです。
メジャーが注目しているのはなんと言っても守備力。
メジャーでもトップクラスの守備力を菊池は有していると、評価されているようです。
しかしそうなると気になるのが、
守備は通用しても打撃で通用するのか?
ということ。
似たタイプの元ソフトバンク川崎は、守備力ではメジャーでも通用したものの、打撃で苦しんでいます。
メジャーでは、日本で圧倒的な打撃成績を残した選手以外は、野手は通用できていないのが現実です。
なんせ、あの松井稼頭央ですらメジャーでは通用しなかったといわれている世界ですから・・・。
3行まとめ
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。