毎年安定した成績を残している広島の主力選手・丸。
実はこの広島の要と言っても過言では丸選手ですが、2018年に国内FA権を取得しています。
もし行使するとなったら2018年オフです。
年齢的にも実力的にも、FA市場に出たら各球団争奪戦になることは間違いないでしょう。
ということで、丸選手の能力やFAの流出先候補について調査してみました。
丸の強み①:安定感
まず一番に挙げられる丸の強みが、「安定感」です。
球団からするとFAで選手をとるリスクとして挙げられるのが、
・移籍してから全く活躍しない
・怪我で試合に出てくれない
等の計算通りの活躍が出来ないということにあります。
しかし、丸に関しては上記のようなリスクは相当低いように思います。
理由としては、以下になります。
・5年連続でOPS.700以上を記録する安定した成績(通算OPSは.800)
・4年連続で140試合以上出場の頑丈な体
球団からするとこれほど安心してFA獲得に踏み出せる選手はいないのではないでしょうか?
丸の強み②:走・攻・守揃った総合力の高さ
安定した成績を残し、怪我に強い選手であることは分かりましたが、続いて特筆すべきは、野球選手としての能力の高さです。
打撃力
毎年3割前後の打率と、20本近いホームランを打つ打撃力は、セ・リーグでも上位10人に入るレベルに入ります。
また、2017年はさらにレベルを上げてきたようで、6/22現在、
と、過去最高のシーズン成績を残すペースで打ちまくっています。
このまま広島が優勝すれば、シーズンMVPクラスの成績ですね。
守備力
打撃力が高いことが分かった丸ですが、実は守備力もかなり高いです。
2013年から4年連続でゴールデン・グラブ賞を獲得しています。
また守備力を表すUZRでは、
2014年:-7.3
2015年:+4.8
2016年:+11.8
2017年:+3.9(6/22現在まで)
と、2014年以外は+を記録していることが分かりました。
2014年は守備絶不調のシーズンだったのでしょうか?
その他の年では安定して高い数値をたたき出しているので、守備力が高いことは間違いないでしょう。
走力
打撃・守備で優秀な成績をたたき出していることが分かった丸ですが、足も速いです。
ただし盗塁はそこまで多くありません。
2013年は29盗塁で盗塁王を記録していますが、盗塁死も15と多く、盗塁センスはあまりないように思えます。
足の速さはベースランニングや、守備範囲の広さで応用されているのでしょう。
丸のFA移籍を行使する?
さて、広島愛が強いと思われる丸ですが、高い能力の割にあまり給料をもらえていません。
2017年の年俸は、推定1億4000万
一般人からしたら超高給ですが、丸のこれまでの成績を考えると大分安いです。
巨人やソフトバンクなら、間違いなく2億は越えてるでしょうね。
巨人長野で2億2500万ですから、長野より格上の丸なら2億5000万は軽々いくのではないでしょうか?
上記のことを考えると、FAで移籍する可能性は結構あるんじゃないかと思ってます。
ファンからすると、「金に目がくらんで他球団に行くなんてヒドいやつだ!」って思う人もいるんですが、仕事として野球をしている以上、より高い給料がもらえるところに移籍するのは当然です。
皆さんも、「今と同じ仕事で年収が2倍になるからウチに転職してこない?」ってヘッドハンティングされたら、迷わず転職しますよね。それと同じです。
丸の移籍先はどこ?
まず丸は、千葉県出身です。
高校も千葉経済大学付属高校で、プロ入り後から広島に来たんですね。
FA権を獲得した選手が行使する理由の一つとして挙げられるアルアルなのが、地元に行くという理由です。つまり、千葉ロッテに移籍する可能性です。
今年西武から楽天に移籍した岸もそんな感じでしたよね。
小さい頃から千葉で育ってきた丸は、千葉に帰りたいと思う気持ちがあるかもしれません。
そして次に候補として挙げられるのが、巨人です。
実は丸、子供の頃から巨人ファンで松井秀喜が好きだったようです。
今年低迷している巨人は丸は喉から手が出るほど欲しいでしょうし、高い給料を提示することが想定されます。
巨人ファンの丸は、巨人に移籍する可能性も結構あるんじゃないかと思います。
最後に大穴としては、阪神です。
子供の頃から巨人ファンだということで、(巨人ファンは大体アンチ阪神でもある)可能性は低いと思いますが、阪神側からすると丸は欲しいでしょう。
また、過去に金本・シーツ・新井と阪神から広島に移籍してきた経緯がありますので、もしかすると大穴で阪神移籍の可能性もあるかもしれませんね。
まだFA権を行使するかどうかは分かりませんが、とりあえず広島に残留するにしても広島球団は丸にはもっと給料をあげてほしいと思いますね。