NPBの歴代プロ野球ピッチャーの制球力ランキングを作成しました!
制球力を判断する指標として、
・他のプロ野球関係者からの評判
・実績
・通算与四球
などを参考にしています。
ランキングは歴代上位10位までとします。では、10位から発表します。
10位 秋山拓巳
・阪神の次期エースピッチャー
・2017年シーズンには両リーグ最少の16四球、与四球率1.24、K/BBは7.69を記録
・ストレート、変化球ともに高いレベルのコントロールを持つ
⇒【阪神】秋山拓巳は覚醒したのか?それとも確変?成績からの考察
9位 菅野智之
・読売ジャイアンツのエース
・祖父に元東海大相模野球部監督の原貢。伯父に元読売ジャイアンツの原辰徳を持つ野球エリート
・ゴロに打ち取る割合が50%前後であり、低めに投球を集めることが得意
・ストレート、変化球ともに高い品質を持つが、コントロールが最も良い
・1年浪人しているが、その時メジャーの精密機械・グレッグマダックスの「27球で27個のアウトを取る」が理想という考えに行き着いたという
・自身は「試合でコントロールが出来ずに困ったことはほとんどない」
・最優秀防御率を3回獲得している ※2018年現在まで
8位 岩隈久志
・地味ながら、日本・メジャーで好成績を記録したレジェンドピッチャー
・制球力は日本時代から高評価を得ており、NPB通算与四球率は1.99
・2014年はメジャー最高の9投手の一人にも選ばれている
・NPB通算防御率3.25 MLB通算防御率3.42と、非常に高い安定感を誇っている
7位 前田健太
・NPBで最多勝2回、最優秀防御率3回を獲得した広島の元エース
・メジャーでも1年目に16勝、2年目に13勝を獲得している
・NPB通算与四球は1.90
6位 江夏豊
・阪神タイガースのレジェンドピッチャー
・最多勝2回、MVP2回、沢村賞1回を受賞している
・オールスターで9者連続奪三振、日本記録のシーズン401奪三振するなど、奪三振能力に長けている
・当時の捕手の伊東勤は、高い制球力とリリースの際に指先の操作だけで瞬時にコースを変える能力に対して驚嘆したと語る
・往年のファンの間でも、20世紀最高の投手の一人と言われている
・武器はカーブで、王貞治からも「分かっていても打てない」などと言われていた
5位 田中将大
・日本記録のシーズン勝率10割を記録した投手(24勝0敗)
・NPB通算防御率2.30、MLBでも低い防御率で安定している
・通算与四球は1.90。メジャーでは1.70を記録している
・伸びのあるストレートと、伝家の宝刀のスプリットが武器
4位 三浦大輔
・横浜一筋でプロ野球を終えた、「ハマの番長」
・平均球速は140キロにも満たないが、高い制球力と多数の変化球で打者をかわす技巧派投手
・通算与四球は2.42
・「すぽると」における「1/100 この選手がすごい!投手編・コントロール部門」で1位を獲得したこともある
3位 北別府学
・抜群の制球力を誇っていた、元祖・精密機械
・1980年に広島の主軸として活躍した
・ストレートはほとんど投げず、変化球が主体だった。持ち球はスライダー、カーブ、シュート、シンカーなど
・非常に美しいフォームで、広島大学の研究者が北別府の投球動作を解析したところ、どこにも無駄な力が入っていなくてお届いたという逸話がある
・本塁上の三角形地点に置いた3個の空き缶を、たった3球投げただけで全て倒してのけたという逸話がある
・2420回1/3イニングボークなしという記録を持っている
2位 吉見一起
・中日の元エース
・ひたすら走り込みを行い、強靭な下半身を得て制球力を鍛えた
・通算与四球は1.55と、抜群の制球力を誇る
・平均球速は140キロにも満たないが、抜群のコントロールで2011年には防御率1.65を記録した
・NPB通算12年で、通算防御率は2.74
1位 上原浩治
・高校時代元々体育教師になるため大阪体育大学へ進学することにしたが、結果は不合格であった。このときのショックは強烈だったが浪人して再度受験することを決意し、1年後に無事合格した。
・浪人時代の悔しさを忘れないため、浪人生活を送った19歳の1年間を忘れないように背番号を「19」とした
・「雑草魂」という言葉が自身のテーマとなっている
・国際大会で無類の強さを誇り、通算25戦で12勝0敗と無敗を誇る
・日本での通算与四球は脅威の1.20
・奪三振能力にも長けており、NPB通算で7.99の記録を誇っている
・暴投が多くなりがちなフォークピッチャーでありながら、暴投が非常少なく16年間でわずか14個しか与えていない
以上がプロ野球コントロール(制球力)ランキングです。
1位は通算与四球1.20と脅威の成績を誇る上原となりました。
基本的にコントロールの良い投手は走りこみをひたすら行っているイメージはあります。
上原の与四球を越えるほどの投手が出てくるのは難しいかもしれませんが、これからも良コントロールの投手に注目していきたいと思います。