梶谷隆幸を、3行でまとめると・・・
・横浜DeNAの中堅手(センター)
・高い身体能力を持つ
・トリプルスリーを達成できる可能性を持つ選手の一人
梶谷がトリプルスリーをとれる理由
タイトルでも書きましたが、梶谷はNPBでトリプルスリーを達成できる、数少ない選手の一人だと思っています。
昨今、ヤクルトの山田やソフトバンク柳田が達成したことで、
「あれ?割と簡単に達成できる?」
と勘違いされがちなトリプルスリーですが、実は達成難易度はかなり高いです。
実は、歴代でも達成者は10人しかおらず、三冠王とほぼ同じです。
話がそれちゃいましたが、そんなトリプルスリーを達成できる、可能性を持っている選手の一人がこの梶谷です。
なぜかというと、まずスイングがコンパクトです。
そのためボールを捉える確率が上がり、高い打率を残すことが可能です。
実際、ブレイクした2013年は.346と高打率を残しています。
では、長打力はどうでしょう?
コンパクトなスイングと裏腹に実は長打力もあり、ホームランは2016年は107試合で18本を記録しています。
これは、全試合出場で換算ならおよそ25本になります。
後5本というのは近いようで遠いですが、年々ホームラン数は増えてきているので、プロ野球選手として最も油の乗る29歳の来年のシーズンで、30本に到達することは非現実的ではないでしょう。
最後に、盗塁についてです。
足は普通に速いんですが、足の速い選手にありがちな
「足は速いけど盗塁のセンスがない」
というタイプでは決してなく、盗塁センスも優れています。
2014年は39盗塁で、2016年は26盗塁を記録しています。
2016年は107試合出場ですので、フルで出場したら30盗塁は超えている計算になります。
どうでしょうか?
「梶谷、トリプルスリーいけんじゃね?」
って気がしてきませんか?
梶谷の”筋肉”も根拠の一つ
単純に身体能力が高いと評される梶谷ですが、”筋肉量が他の選手より多い”ことも特徴の一つです。
⇒ウルトラメタブロックで本当に梶谷のような細マッチョになれるのか?
体脂肪率は一ケタ台で、トレーニング関係者は、こう語っています。
「150人に迫るプロ野球選手の指導歴の中でもトップクラスの肉体。3割・30本塁打・30盗塁のトリプルスリーさえ達成可能な、無限の可能性を秘めた肉体である」
トレーニング関係者さえも認める身体能力を持っていることが分かります。
実際、過去のトリプルスリー達成者は金本知憲、秋山幸二などすばらしい身体能力を持った選手が多いです。
(というか、身体能力が高くないとトリプルスリー達成できないんでしょうけどね)
【関連記事:金本知憲と高橋由伸ってどっちが凄い選手だったの?】
梶谷のキャリアハイベスト3
これまでの梶谷がどれだけトリプルスリーに近づいたかを検証するため、梶谷のキャリアハイ3ヵ年をピックアップしたいと思います。
3位 2014年
打率.263 16本塁打 72打点 39盗塁
盗塁王
2位 2016年
打率.273 18本塁打 56打点 26盗塁
1位 2013年
打率.346 16本塁打 44打点 7盗塁
安定してますね。
そして書いてて2013年の衝撃を思い出しましたw
後半戦あたりからいきなり打ちまくる無名の若手が登場したので、かなりの衝撃と、期待感に胸を膨らませたのを覚えています。
今でも十分な活躍ですが、もっと出来る選手だと思っています。
まとめ
2017年WBCには惜しくも選ばれませんでしたが、筒香とともに今後の横浜を引っ張っていく存在であることは間違いないでしょう。
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万年低迷を続けている横浜ですが、梶谷が1998年以来の優勝へ、横浜ファンを導いてくれるのかもしれません。
ちなみに筆者は横浜ファンではありませんが、純粋なプロ野球ファンとして、梶谷にはトリプルスリーを期待しています。