今ネット上で、横浜DeNAのショートの倉本選手がヒドいと話題になっています。
どれくらいヒドいのかと思ったので打撃及び守備について調べてみたんですが、確かに横浜ファンの言うとおり、ヒドいですねw
打撃は成績に現れている通り2軍レベル。守備はショートできるレベルではないでしょう。
ということで、倉本の何がヒドイのか?また何故不動のレギュラーなのか?について考察していきたいと思います。
守備範囲がかなり狭い
倉本の守備の特徴でまず挙げられるのが、「守備範囲が狭い」ということです。
肩が弱いのも理由のひとつですが、主な原因は一歩目が遅すぎるということ
普通、プロの内野手は打球が転がる前に打者の振り出しの速度や、投球のコースなどからある程度どっちに飛ぶかを予想して動き始めます。
しかし倉本の場合は、打球が転がったのを確認してから、その方向に動いているようです。
以下の場面での倉本の守備を確認してみましょう。
ご覧の通り、一歩目の走り出しが物凄く遅いです。
巨人の坂本の守備と比べてみます。
一歩目の早さが全然違うことが分かると思います。
関連:NPB歴代レジェンド名遊撃手(ショート)ランキング13
打球判断が悪い
倉本の守備を見ていると、「待って取って間に合わない」ケースが非常に多いことが分かります。
待って取って内野安打になった場合、エラーはつかないので成績上のヒドさは目立ちません。
しかし、突っ込んでとれなくてエラーになっても、待って取って内野安打でも、同じランナー1塁。ピッチャーからしたら変わりませんからね。。。
守備のヒドさは、セイバー指標UZRに現れている
内野手の守備力を表す指標「UZR」を見てみると、倉本の守備のヒドさが分かります。
UZRを知らない方は以下のリンクをご覧ください。
2017年6月20日現在、倉本のUZRは-8.0を記録しています。
UZRがマイナスを記録すると「下手クソ」の部類なのですが、-8.0は遊撃手の中ではダントツ低い数値です。
また、2016年も確認してみると、倉本のUZRは-11.7です。
念のため2015年も確認すると、-5.0でした。
守備にも好不調はありますので、年によってUZRの上下移動があるものですが、ここまで安定して低いとなると、単純に守備力が低いのでしょう。
毎年+10前後を記録する坂本と比べてみると、横浜がショート守備で年間どれだけ失点を増やしているか、想像に難くありませんね。
守備は悪いが、打撃も悪い
一方の打撃を調べてみると、こちらもレギュラーレベルではないことが分かります。
2017年6月20日現在、
の成績を残していることが分かりました。
得点相関と強い関連性を持つOPSは、大体.700あればレギュラークラスだといわれています。
OPS.536というのは、かなり守備の上手いキャッチャーでギリ許されるレベルです。
近年のショートは打撃力も求められる傾向にあり、最低でもOPS.650はなければ、レギュラーは難しいでしょう。
なぜか、ラミレス監督からの信頼は厚い
上記のように、レギュラークラスの能力はないと思われる倉本ですが、何故かラミレス監督からの信頼は厚いようです。
というのも、今シーズン打率.330を越える打率を残す、宮崎はまだレギュラーではない、と言いつつ、
「倉本に関してはレギュラーである」
としっかりとコメントを残しているのがニュース記事で確認できました。
これには私も理由が良く分かりません。
もしかすると、親会社から倉本を積極的に使うよう、ラミレス監督へ要請があったのでしょうか?
今後の倉本の起用方法について
今後も倉本のレギュラーは継続されるのでしょうか?
過去、横浜では石川が長年ショートを守り続けていました。
もしかすると石川のように、倉本も長年ショートを守り続けるのかもしれません。
実は横浜は控えに柴田という守備の上手い選手がいるんですけどね。
打撃力は高くありませんが、守備が上手い上、若く成長が期待できる柴田を起用していったほうがいいと思うんですが・・・。
今後も、横浜のショートには注目していきたいと思います。
コメント
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