年棒1.5億円で復帰!2016年の藤川球児投手の成績
NPBに復帰した2016年の藤川選手の成績は、
43登板(62.2回)
5勝 6敗
防御率4.60
となりました。
かつて、「火の玉ストレート」の愛称で知られた全盛期のストレートは影をひそめ、現在は140キロ前後のストレートとキレのない変化球で打たれたり抑えたりを繰り返すピッチャーとなっています。
阪神のチーム防御率が「3.38」ですので、藤川投手が戦力としてプラスになっているかと言われると実はマイナスで、結果的に足を引っ張る形となっています。
しかしもらっているお金はチーム年棒ランキング上位の1.5億円。
本記事では全盛期と落差がありすぎる藤川球児投手の晩節の汚し方について考察していきたいと思います。
メジャーリーグ挑戦が間違いの始まり?
2012年オフ、藤川投手はメジャーリーグ挑戦を表明しました。
それまで長年阪神の中継ぎ・抑えとして輝かしい成績を残してきた藤川投手はまさに阪神の「顔」で、なくてはならない選手の一人でした。
しかし、長年の夢だったメジャー挑戦を決意し、海外FA権を行使し2年総額年棒950万ドルでシカゴ・カブスへ入団します。
その後メジャーでは約2年間のシーズンを過ごしますが、怪我の影響もあり成績は散々・・・。
自由契約となった藤川投手が選んだのは、古巣の阪神復帰ではなく独立リーグ「高知ファイティングドッグス」への入団でした。
その理由として
「地元の子どもたちに夢を与えたい」
とした藤川投手。
しかし実態としてあったのは、ファンサービス最悪で、チームで行動することもなく1人だけ特別待遇。頭部にデッドボールを当てても何食わぬ顔の、子供たちに夢を与えるどころかチームの雰囲気を悪くするだけの傲慢な態度だったようです。
退団時もファンに最後の挨拶もなく、当たり前のような態度で消えて行ったと言います。
このことから、メジャーリーグからの独立リーグ入団は「子供たちに夢を与える」という男気のある理由ではなく、以下のような思惑があったように感じます。
・ただ自分のプライド的にすぐにNPBには戻れなかった。
・一回独立リーグで好成績を残してから、年棒を釣り上げて阪神に戻りたかった。
・「男気のある選手」というイメージを世間につけたかった
結局、こういった思惑のために高知ファイティングドッグスのチーム及びファンは利用されただけのように感じます。
事実、たった1年で当たり前のように退団し、阪神へ移籍しています。
はっきり言って、こんな態度とられるくらいなら初めから高知に来ないでほしいと、高知の人は思ったでしょうね。
僕ならそう思います。嫌な気分になるだけですから。
阪神でも結局、周りに迷惑をかけるだけだった
阪神に高年棒で戻った藤川は、阪神時代の中継ぎではなく、「先発」での復帰を求めます。
何故か昔から彼は「先発」に意欲があり、また全盛期には
「先発なら21勝は出来る」
と発言しており、先発に対して自信も持っています。
しかしオープン戦、シーズン開始から首脳陣は先発で試してみるも、スタミナはなく、5回頃から力のない球でボコボコ打ちこまれ、
先発としてはまるで使い物にならない
というのが答えでした。
その後途中から中継ぎへ転換するも、全盛期のような投球は当然出来ず、微妙な結果で終わりシーズン終了を迎えました。
この晩節の汚し方に、ファンからは「ダサい」の声も・・・
メジャーリーグに挑戦するまでは超一流のピッチャーでファンも多かった藤川ですが、
メジャー失敗⇒独立リーグ1年で退団⇒阪神復帰も散々な結果
という経緯を見て、ファンからは「ダサい」、「はやく引退しろ」という声が多数上がっています。
2017年シーズンでいったん契約が切れる藤川選手ですが、2017年に結果が残せなかったおそらく再契約はなく「引退」という結果となるでしょう。
どこまで全盛期のストレートを取り戻すか?また中継ぎでの起用になると思いますが、どれだけの結果を残せるか?
彼にとって、勝負のシーズンとなることは間違いなさそうです。