【阪神】藤浪晋太郎(ふじなみしんたろうの能力評価・特徴について




藤浪という選手の経歴・投球スタイル

大阪桐蔭高校を2012年に卒業し、ドラフト会議では3球団競合の結果抽選で阪神へ。

身長197cmの長身から繰り出されるストレートはMAX160kmで、平均球速では大谷に次ぐ球界第二位。名実ともに阪神を代表する選手であり、文句なしのエースです。

ストレートだけでなく変化球のキレも抜群で、スタミナもあります。

ボールの「」は球界トップクラスでありながら、反面コントロールとメンタルに難があり、四死球率が高いことが弱点です。

序盤から四球を連発することも珍しくなく、球数が増えるために長い回を投げられないということや、百数十球投げスタミナ切れを起こし終盤に捕まるケースが目立ちます。

調子も安定しておらずムラッ気で、ものすごいピッチングで完封したかと思えばその次の登板では嘘のように打ち込まれたりもします。

2015年シーズンはキャリアハイの14勝、防御率2.40と文句なしの成績を残しましたが、2016年シーズンでは7勝に終わり、自己ワーストのシーズンとなりました。

持ち球は

・ストレート

・高速スライダー

・スプリット

・カーブ

などがあり、中でもスライダーのキレはかなり鋭いです。

抜群のボールを持っているだけに、一皮剥けられていない印象があります。

課題のコントロールが克服出来れば、球界トップクラスのピッチャーになることは間違いないでしょう。

筋トレよりも、走りこみが必要ですね。

藤浪のバッティング

藤浪ですが、見かけによらず?意外とバッティング、いいです。

自らのバットで試合を決めた場面も珍しくなく、本人もバッティングには積極的なようでブンブン振ってきます。

セ・リーグのピッチャーでバッティングを苦手としていないピッチャーは、かなり有利になると思っています。

2016年シーズンは7勝とふがいない成績に終わりましたが、阪神打線がリーグ平均レベルの得点力を持っていればと考えると、10勝はしていたでしょうね。

防御率も3.25と悪くはありませんし。

藤浪の不安要素

怪我です。怪我が一番怖いですね・・・。

理由は、2015年、2016年と、とにかく1試合あたりの球数が多いんです。

これは監督や投手コーチの責任もありますが、1試合で150球以上投げさす試合が何回もありました。

はっきり言って異常なレベルです。

原因はもともと球数が多いピッチングスタイルにも関わらず、防御率がいいため、首脳陣が引っ張りたくなるんですね。

また、若いから壊れないだろうと思っているのかは分かりませんが、球数のことを聞かれると根性論的な理由を言うコメントを何回か見たことがあります。

(首脳陣のコメントです。。。)

はっきり言って、球数が異常に多い投手はかなりの高確率で故障します

松坂、涌井、田中将大など、球数がやたら多いピッチャーはみな、例外なく肩や肘に故障を誘発しています。

今後このペースで投げさせていれば、藤浪も間違いなく故障します。

2017年シーズンからは1試合多くとも130球までには抑えてほしいですね。

(平均100球前後が理想ですが・・・)

2017年シーズンの成績予想

そんな藤浪投手ですが、2017年シーズンはまた活躍すると予想しています。

防御率2.30 15勝 5敗 200回

怪我さえなければこれくらいの成績は残すのではないでしょうか。

理由はこれまでの名投手の成長曲線を見てみると、ちょうど藤浪くらいの歳で覚醒していることが多いからです。

また、2016年シーズンは能力が下がったというより、調子が悪かったという印象があります。

(球速が落ちたわけでもありませんし、球のキレは抜群でしたから)

頭のいい投手ですから、2017年シーズンには修正してくる可能性は高いでしょうね。

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