【阪神】原口文仁(はらぐちふみひと)の能力評価・特徴について




原口という選手について

育成から這い上がり、今年がプロでの活躍初年度の選手です。

怪我もあり何年も陽の目を浴びることのなかった苦労人ですが、今年金本監督になり一軍キャッチャーに抜擢され、大活躍を見せます。

5月には自身初の月間MVPにも選ばれる等、名実ともに阪神の顔の一人となっています。

バッティングに関しては打率も残せ、ホームランも打てるというオールランダー型。

あまりテイクバックは大きくなく、視線がぶれずにボールをミートしている印象を受けます。

足は速くありませんが、鈍足ではないようです。ただし、盗塁を積極的にするタイプではありません。

肩は強く、本塁-二塁間が1.8秒と、プロの中では強肩の部類に入ります。

2016年シーズンは阻止率が.233と低かったものの、これに関してはショート・セカンドの捕球ミスが何回かあり、また捕手1年目の不慣れもあったのかと思います。

地肩の強さは証明されているので、2017年シーズンには3割にのせてくることは間違いないでしょう。

また守備力も高く、阪神の捕手別防御率では1位の成績を誇っています。

何故か守備力について疑問視されることの多い原口ですが、イメージで語られている面が多々見られる気がします。

打撃力はもちろん、実際には守備力についても阪神捕手陣ではトップクラスにきている、それが原口という捕手です。

原口の不安要素

原口は、現在腰に持病を抱えています。

実力はありながらもここまでまったく注目されなかったのは、腰の怪我との戦いがあったからなんですね。

捕手というポジションは当然、腰に負担のかかるポジションです。

原口が長くキャッチャーというポジションを続けていくつもりなのであれば、腰の状態を良く保ち続けなければ、正捕手として確固たる地位を築くことは難しいかもしれません。

2017年シーズンの成績予想

上述する原口ですが、2017年シーズンは今年ほどうまくは行かないのではないかと予想します。

しかし実力はありますので、捕手としての出場機会は阪神の中ではもっとも多くなることは間違いないでしょう。

他球団からのマークもキツくなりますし、初年度のように勢いだけではうまくいかない面もあります。

したがって予想成績は、

打率.260 HR16本 打点70 OPS.760

と予想します。また怖いのが、関西マスコミに持ち上げられて慢心してしまうこと

苦労人の原口ですから、このオフも油断せずトレーニングにまい進していることを期待しますが、

もし変な方向に自信がついて、オフで遊びほうけているようだったら2年目のジンクスにハマるでしょう。

⇒阪神タイガース特設ページはこちら

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする