阪神タイガース監督の金本監督と、読売ジャイアンツの高橋監督
現役時代は二人とも一流選手で有名でしたが、実際にどちらの選手のほうが優れていたのか?
実績を元に、比較していきたいと思います。
通算成績の比較
<通算打率>
高橋:.291 > 金本:.285
<通算ホームラン>
金本:476本 > 高橋:321本
<通算打点>
金本:1521打点 > 高橋:986打点
<通算盗塁>
金本:167個 > 高橋:29個
<通算出塁率>
金本:.382 > 高橋:.366
<通算長打率>
金本:.503 = 高橋:.503
<通算OPS>
金本:.885 > 高橋:.872
<出場試合数>
金本:2578試合 > 高橋:1819試合
<通算安打数>
金本:2539本 > 高橋:1753本
上記の通り、ほとんどの通算成績で金本監督のほうが高橋監督より優れていることが分かりました。
金本監督はフルイニング世界記録保持者ですので、積み重ね型の記録は金本監督のほうが有利かなと思ったのですが、通算平均の指標でも金本監督のほうが優れているようです。
しかしどちらもハイレベルな成績で、どちらも一流だったということが良く分かりますね。
獲得タイトル、記録の比較
<金本監督のタイトル、記録等>
表彰
MVP:1回(2005年)
ベストナイン:7回(1995年、2000年、2001年、2004年 – 2006年、2008年)
日本シリーズ敢闘賞:1回(2003年)
優秀JCB・MEP賞:5回(1996年、2000年、2004年、2006年、2007年)
セ・パ交流戦優秀選手賞(日本生命賞):2回(2005年、2008年)
月間MVP:4回(1996年9月、2005年5月、2008年6月、2009年4月)
JA全農Go・Go賞:1回(好捕賞:2003年6月)
オールスターゲームMVP:2回(1996年 第3戦、2003年 第2戦)
オールスターゲーム・ベストバッター賞:1回(2008年 第1戦)
連盟特別賞(2010年)※1492試合連続全イニング試合出場のプロ野球新記録
兵庫県スポーツ優秀選手特別賞(2006年11月15日)
セントラル・リーグ特別功労賞(2012年)
記録
<世界記録>
連続試合フルイニング出場:1,492試合(1999年7月21日 – 2010年4月17日)
連続イニング出場:13,686イニング(1999年7月21日 – 2010年4月17日)<日本記録>
連続4番先発出場:880試合(2004年4月2日 – 2010年4月17日)
連続打席無併殺打:1,002打席(2000年5月12日 – 2001年9月28日)
40代での代打本塁打:5本
<高橋監督のタイトル、記録等>
表彰
ベストナイン:2回 (1999年、2007年)
ゴールデングラブ賞:7回 (1998年 – 2003年、2007年)
月間MVP:5回 (1999年4月、2000年8月、2001年8月、2003年6月、2007年6月)
セ・リーグ会長特別表彰 (1998年)
オールスターゲームMVP:1回 (2003年 第1戦)
オールスターゲーム優秀選手賞:1回 (2004年 第1戦)
東京ドームMVP:1回 (1998年)
優秀JCB・MEP賞:1回 (2003年)
JA全農Go・Go賞:1回 (好走塁賞:2007年3・4月)
「ジョージア魂」賞:1回 (2011年度第8回)
記録
入団から2年連続で打率3割以上(1998 – 1999年)※史上4人目
入団から6年連続ゴールデングラブ賞受賞(1998年 – 2003年)※日本記録
11打数連続安打(2003年6月7日 – 6月11日 3四球挟む)※日本タイ記録
14打席連続出塁(2003年6月7日 – 6月11日)
シーズン初回先頭打者本塁打:9本(2007年)※日本記録
オールスターゲーム出場:9回(1998年 – 2004年、2007年、2012年)
どちらもすばらしい成績です。
しかし、こうして比較してみると世界記録保持者の金本監督のほうが若干上かなと気がします。
総評
結論として、現役時代の実績の比較では、金本監督に軍配が上がりそうです。
しかし、この結果は監督成績は考慮されていません。
原監督のように監督になってから急激に評価を伸ばした人もいるので、もしかしたら今後の監督成績次第では高橋監督のほうが格上になってくるのかもしれません。
ということで、今後の巨人阪神戦は”監督対決”ということも注目して見て頂けたら、面白いのかもしれませんね。