NPBの歴代ホームランバッター(ホームランキング)の総合力ランキングを作成しました!
ランキング基準は、ホームラン王の能力を表す以下4項目
・パワー(どれだけのパワーを持っているか)
・爆発力(1シーズンでどれだけ圧倒的な成績を残したか)
・持続力(長年ホームランを量産し続けたか)
・威圧感(投手を威圧する力を持っているか)
を評価し、その総合力のランキングとします。
ランキングは歴代上位12位までとします。1位は圧倒的なホームラン製造能力を持つアノ人です。
では、12位から発表します。
12位 中村 紀洋(なかむら のりひろ)
パワー B 爆発力 B 持続力 C 威圧感 A
・ミスターフルスイングの異名を持つ、元近鉄のスーパースター
・2001年には打率.320 46本塁打 132打点の成績を残し、近鉄を優勝に導いた
・同時の近鉄のローズ、中村の3番4番は歴代最強クラスと言われている
・近鉄時代は素晴らしい成績を残していたが、メジャー移籍後から低迷し、晩節を汚した選手としても知られる
11位 アレックス・ラミレス
パワー B 爆発力 C 持続力 A 威圧感 C
・ヤクルト⇒巨人と渡り歩いた歴代屈指の名助っ人外国人
・本塁打王は2回、打点王は4回獲得している
・毎年安定して成績を残すが、圧倒的なシーズンは少なく、OPSは1を超えたことがない
10位 タイロン・ウッズ
パワー A 爆発力 B 持続力 B 威圧感 S
・横浜⇒中日と渡り歩いた右の大砲
・チャンスに滅法強く、NPB通算6年間で616打点を記録している
・乱闘が多い外国人としても有名であり、ホームランを量産する打撃力と合わさって打席では物凄い威圧感を放っていた
・キャリアハイの2006年には打率.310 47本塁打 144打点を記録し、中日を優勝に導いている
・NPB6年間全てでOPS9割を超えた化け物である
9位 中村 剛也(なかむら たけや)
パワー C 爆発力 A 持続力 B 威圧感 B
・今なお現役の「おかわり君」の愛称で知られる右のホームランバッター
・40本塁打越えを3回記録しており、通算6度のホームラン王に輝いている
・特に素晴らしかったのが2011年で、統一球でパワーヒッターのホームラン数が軒並み10以上減る中、48本のホームランを打ち、2位と圧倒的な差をつけてホームラン王に輝いた
・力で打つタイプではなく、技術でホームランを打つタイプのバッターである
8位 ランディ・バース
パワー B 爆発力 A 持続力 C 威圧感 A
・阪神史上歴代最強助っ人
・阪神が優勝した1985年のシーズンでは、54本の本塁打を放ち、翌年も47本の本塁打を放ちホームラン王に輝いている
・瞬間最大風速は物凄かったが、キャリアは短くNPBから6年で去っている
⇒【バース】歴代阪神優良助っ人外国人ランキング14【マートン】
7位 落合 博満(おちあい ひろみつ)
パワー C 爆発力 S 持続力 A 威圧感 A
・通算三度の三冠王を記録した、NPB屈指のホームランバッターである
・首位打者5回、ホームラン王5回、打点王5回と、ホームランだけでなく打率・打点も残せるバッターだった
・特に素晴らしかったのが選球眼で、最高出塁率のタイトルは通算7回獲得している
・監督しても優秀で、監督として8年間で中日を4度のリーグ優勝に導いた名将である
6位 ウラディミール・バレンティン
パワー S 爆発力 S 持続力 C 威圧感 A
・シーズン60本のNPB記録を持つ、最強クラスのホームランバッターである
・王貞治が55本を記録して以降長らく記録は破られていなかったが、55本を大きく越える60本で軽々とバレンティンが記録を破った
・圧倒的なパワーを持っているが持続力はなく、60本を記録した2013年以外は40本越えも記録していない
5位 松井 秀喜(まつい ひでき)
パワー A 爆発力 A 持続力 A 威圧感 S
・ゴジラの異名を持つメジャーでも活躍したホームランバッター
・日本人でメジャーで30本越えのホームランを記録した唯一のバッター
・NPB時代は10年でホームラン王3回、打点王3回を記録している
・メジャーでも20本以上のホームランを3度記録しており、日本人では最強クラスのパワーを持つ怪物である
4位 アレックス・カブレラ
パワー S 爆発力 S 持続力 B 威圧感 S
・ベネズエラ出身で西武⇒オリックス⇒ソフトバンクと渡り歩いたNPB最強クラスの助っ人外国人
・独特な構えで打席に立つその姿の圧倒的な威圧感があり、大木のような二の腕の太さを誇っていた
・意外にもNPB12年間で本塁打王は1度しか獲得していないが、50本越えのシーズンを2度記録している
・出塁率が高く、OPS1越えのシーズンを4度記録しているのが特徴的である
3位 タフィ・ローズ
パワー S 爆発力 S 持続力 A 威圧感 S
・近鉄⇒巨人⇒オリックスを渡り歩いた助っ人外国人で、NPBで唯一400本以上の本塁打を記録した外国人選手である
・NPB13年間で本塁打王を4度獲得しており、40本以上を7度記録している
・しかし意外にもシーズン3割超えは3度しかない、生粋のホームランバッターである
2位 野村 克也(のむら かつや)
パワー A 爆発力 S 持続力 S 威圧感 A
・捕手として唯一の三冠王を獲得しており、ホームラン数も歴代2位の657本を記録している
・本塁打王は9度獲得、シーズン40本以上は4度記録している生粋のホームランアーチストである
・通算26年で、通算打席数は歴代最多の11970打席を記録しており、長きに渡って活躍した選手である
・選手としても超一流だが、監督としても通算24年でAクラスを12回記録している名将である
⇒【打撃】NPB歴代レジェンドキャッチャー(名捕手)ランキング9【リード】
1位 王 貞治(おう さだはる)
パワー S 爆発力 S 持続力 S 威圧感 S
・世界記録の通算868本の本塁打を記録している、NPB史上最強のホームランバッターである
・通算22年で、13度のシーズン40本以上を記録している
・OPS1越えは16度記録しており、通算OPS1.080の記録はNPB歴代ダントツの1位である(OPSは0.9を越えると超一流)
・MVP9回、首位打者5回、本塁打王11度、打点王13回と圧倒的な成績を残している
・パワー、爆発力、持続力、威圧感全て備えた完璧なホームラン打者である
以上がNPB歴代ホームランバッターランキングです。
歴代最強のホームランバッターは通算868本の本塁打を記録している王貞治なのは間違いないでしょう。
40本を20年続けても800本と考えると、868本がどれだけ化け物じみた記録か分かりますね・・・。
現在はシーズン最多本塁打の記録はバレンティンの60本が最高ですが、今後抜いてくる人も現れるのでしょうか?
ホームランバッターを集めてみると、やはり外国人が多く、近年では松井や中村が頑張っていますが、やはりまだまだ物足りない印象があります。
今後も凄いホームランバッターが出てきて欲しいですね。