インディアンスの村田透投手が、日ハムに入団!
元巨人→現インディアンス傘下AAA級コロンバス・クリッパーズ所属の村田透投手が、2016年オフに日本ハムファイターズとの契約を結びました。
身長:183cm
体重:80kg
生年月日:1985年5月20日(31歳)
ポジション:投手
右投げ・右打ち
<経歴>
大阪体育大学浪商高校
大阪体育大学
読売ジャイアンツ(ドラフト1位)
クリーブランド・インディアンス
日本ハムファイターズ
(実は、阪神も村田を狙っていたようです。)
一度は、巨人をクビ(戦力外)になった
2007年に巨人にドラフト1位で入団した村田は、一度も1軍に上がることは出来ず、2010年に戦力外通告を受け、巨人から退団しています。
しかし野球選手としての道を諦めきれなかった村田は、12球団合同トライアウトを受ける選択をし、狭き門であるトライアウト合格を目指します。
しかし、村田を見出したのは日本のプロ野球球団ではなく、インディアンスのスカウトでした。
インディアンスとマイナー契約を提示された村田は、迷うことなくそれを受け、渡米。
2011年~2016年まで、マイナー生活を送ります。
マイナー生活って、つらいんですよ。プロの2軍みたいなイメージかと思われがちなんですが、実態は全く違います。
移動は10時間超の長距離バスで、月給はたったの30万円。満足な環境は与えられず、ご飯といえばハンバーガーを食う毎日。
相当根性がないと、日本のプロ野球で慣れてきた選手は、マイナーでの生活に耐えられません。
西岡、中島、藤川等、いずれもマイナー暮らしに耐えられず、日本に戻ってきています。
日本のプロ野球からメジャーへ挑戦し、マイナーからメジャーで這い上がられる選手は、ごくわずかなのです。
目標とする選手は上原浩二
大阪体育大学出身の村田は、同大学の先輩の上原浩二を目標としていたようです。
巨人の入団会見では、
「上原選手が雑草なら、僕は蟻だ。小さく無力でもいいから、少しでもチームに貢献できる選手になりたい」
と語り、同じく根性のある雑草魂・上原を目標に、マイナーでの過酷な日々も耐えていたのではないでしょうか。
巨人のドラフト1位という輝かしい経歴を経て、マイナー暮らし、そして日本のプロ野球に復活してくるとか、なかなか出来ることではありません。
村田透に日ハムが期待していること
メジャーでのピッチングを示したこちらの動画を見て頂きましょう
日本時代よりストレートのキレが上がり、コントロールも良くなっています。
マイナー時代は先発も中継ぎもこなしており、日本でもどちらでも十分通用しそうです。
先発で使うなら、10勝は期待できそうなボールに見えます。
中継ぎだとしても、ロングリリーフも期待できる、使い勝手のいい投手となりそうです。
結論として、先発・中継ぎどちらでも日ハムの大きな戦力になることは、ほぼ間違いないでしょう。