侍ジャパンの絶対的エースが、WBC出場辞退を発表
WBC日本代表に選出されていた日本ハムの大谷が、WBCへの出場を辞退することを発表しました。
具体的には、
右足首の故障を発症しており、とりあえずまずは投手として出場辞退。
野手としても出場は絶望的なようです・・・。
日本代表の絶対的エースの出場辞退に、関係者から驚きと落胆の声が挙がっています。
中でも最も落胆しているのは、侍ジャパンを率いる小久保監督です。
実は、この報道が出るまで、大谷の出場辞退に関して「何も聞いていない」らしいのです。
これ、はっきり言って異常です。
普通は、まず相談するべきは監督でしょう。
相談しないにしても、メディアへの発表前に、監督に報告するのが礼儀です。
何故小久保監督に何も相談がなかったのか?
それは、小久保監督が選手から舐められている、ということが理由の一つでしょう。
ファンからは、
・さすがにかわいそう
・舐められすぎてる
・普通は大谷から相談される
等の声が挙がっており、小久保監督に同情する人が多いようです。
日本代表への影響は想像以上に大きい
日本代表からすれば、ただの一選手の辞退ということではなく、エースを失うということになります。
日本代表するメジャーリーガーピッチャーの3人、
・ダルビッシュ有
・田中将大
・前田健太
この3人が出場辞退を発表したこともあり、日本代表は今、先発ピッチャー不足に喘いでいます。
上記の3人と肩を並べる唯一の投手が大谷だっただけに、日本代表の戦力低下は凄まじいものがあります。
また、テレビ的にも大谷の辞退は痛手でしょう。
大谷で視聴率をとれると目論んでいたテレビ局は、多かったでしょうから。
他球団の関係者からも、非難の声が挙がっている
大谷の出場辞退を受けて、別の選手を用意しなければいけません。
そして、大谷の代わりに選ばれた選手と球団は、以下のようなリスクを背負うことになります。
・今からWBC球に慣れなければいけない
・もし打たれて戦犯になると、日本中から非難をうける
・今から無理やりWBCへの体作りを始めることになり、シーズンへの悪影響
これには、出来るだけ自分のとこの選手は出したくない、というのが他球団の本音でしょう。
球界関係者からは、この辞退で「12球団の結束が失われる危険性がある」とコメントしています。
WBCは本来、球団首脳陣からするとデメリットでしかありません。
しかしこれまで、選ばれて快く送り出していたのは、12球団の結束によるものです。
出場辞退があると、当然そのしわ寄せは別の球団に行くわけです。
故障はキックボクシングが影響?
冒頭でも書きましたが、故障部位は右足首です。
現状は、つま先立ちをするような底屈の動きで痛みが出るみたいです。
ネット上ではキックボクシングをする大谷の画像が出回っており、
「キックボクシングで遊んで故障した」
との、証拠のない噂話が飛び交っています。
故障は、キックボクシングで遊んでいたことが原因なのでしょうか?
私個人的な予想としては、キックボクシングがきっかけとなった可能性はありますが、本当の原因は「過度な筋力トレーニング」なのではないかと予想しています。
去年からダルビッシュの筋トレ塾に入門し、体をどんどん大きくしていった大谷ですが、
イチローいわく、
「もともと生まれ持った腱や関節は鍛えられない。筋肉だけ誇大化すると、それを支えられず必ず故障につながる」
との話しています。
大谷も、過度な筋力トレーニングにより、大きくなった筋肉を支えきれずに故障につながったのではないでしょうか。
大活躍をしているとはいえまだ22歳。
トレーニングのしすぎは必ず故障を生みます。
キックボクシングはきっかけに過ぎず、根本的なところから故障の原因があったように思ってしまいます。
ダルビッシュとイチローの筋肉理論の違いについては、以下の記事で解説しています。
大谷のコメント
今回の事態に関して、当の大谷は以下のコメントを出しています。
「投げたい大会だった。残念な気持ちはあります。でも3月7日(初戦のキューバ戦)に100%でいける自信はない。それはいくべきではない。僕も納得して決めました」
「なかなかないチャンスなので出たいと思う大会。」
やはり大谷本人としては、人生初のWBCに出たいという思いは強かったようです。
しかし現状、出場は厳しい状態。
日本が勝ち進み、それに伴い足の状態も良くなり、決勝のマウンドあたりでサプライズ登板・・・とかになったらドラマなんですけどね。
とりあえずまずは、大谷の回復を期待して3月からのWBCを待ちたいと思います。