野球ではポジションは9つあります。
しかし、それぞれのポジションには”重要度“が間違いなく存在します。
野球経験者の方であれば、子供のときから上手い人は大体このポジションやってるよね~というのが具体的に想像できると思います。
今回は、プロ野球におけるポジション別の重要度をランキング形式で紹介します。
(何故プロ野球に限るかと言うと、少年野球とプロとでは重要度に差が出るポジションが存在するからです。ファーストとかは少年野球では結構重要ポジションですよね)
では、9位から発表していきます!
9位 左翼手(レフト)
・守備の衰えたベテランが守る守備位置の代表格
・守備範囲が狭く、また肩が弱い選手が守ることが多い
・外野の中で最も重要性が低い
<代表的な選手>
・金本知憲(阪神)
・清水隆行(巨人)
・ラミレス(ヤクルト、巨人)
・張本勲(巨人等)
8位 一塁手(ファースト)
・守備範囲を必要としないため、足の遅いベテラン選手や、他ポジションからのコンバート選手が守りがち
・打撃型外国人選手がよく守るポジション
・ベテランになって身体能力が落ちても守れるポジション
<代表的な選手>
・清原和博(西武、巨人、オリックス)
・アレックス・ラミレス(西武)
・タイロン・ウッズ(横浜、中日)
7位 三塁手(サード)
・早い打球の処理と、強肩が必要
・反面、守備範囲を必要としない
・ショートやセカンドの衰えた選手が守るポジション
・4番打者の花形ポジション
<代表的な選手>
・長嶋茂雄(巨人)
・村田修一(横浜、巨人)
・中村紀洋(近鉄、オリックス)
6位 右翼手(ライト)
・左打者が激増するプロ野球では重要度が増すポジション
・捕球技術だけでなく、三塁への送球をこなすことが出来る肩も求められる
<代表的な選手>
・イチロー(オリックス、マリナーズ等)
・福留孝介(中日、阪神)
・ウラディミール・バレティン(ヤクルト)
5位 中堅手(センター)
・守備が重要な「センターライン」の一つ
・広い守備範囲と肩の強さ、また打球判断が求められるポジション
・足の速い1番打者タイプの選手が守ることが多い
<代表的な選手>
・新庄剛志(阪神、日ハム等)
・松井秀喜(巨人、ヤンキース)
・山本浩二(広島)
4位 二塁手(セカンド)
・「センターライン」の一つ
・広い守備範囲、捕球技術、また野球脳も求められるポジション
・近年ヤクルト山田や菊池など、有望な選手を多く輩出している
<代表的な選手>
・山田哲人(ヤクルト)
・菊池涼介(広島)
・井口資仁(ロッテ等)
3位 遊撃手(ショート)
・数多くの守備の名手を輩出してきた野球における「花形ポジション」の一つ
・広い守備範囲に強肩である必要があり、難易度はかなり高い
・プロ野球ではショートで入団して挫折し、セカンドや外野にコンバートされることが多い。そのため、現在ショートで生き残っている選手は名手が多い
・世界的に名手が多いポジション。そのため日本人ショートのほとんどがメジャーで守備で通用していない
<代表的な選手>
・松井稼頭央(西武、楽天等)
・坂本勇人(巨人)
・小坂誠(ロッテ、巨人)
・鳥谷敬
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2位 投手(ピッチャー)
・日本における「花形ポジション」
・先発、中継ぎ、抑えと役割が分かれているが、先発に能力の高い選手が置かれることが多い
・投手から野手へのコンバートはいくつも例があるが、その逆はほとんどない。そのため投手というポジションがどれだけ難しいか推し量ることが出来る
・数多くのスター選手を輩出している
・メジャーで多くの選手が活躍していることから、日本人は才能のある選手が投手というポジションに固まっていることが推測できる
<代表的な選手>
・ダルビッシュ・有(日ハム、レンジャース)
・田中将大(楽天、ヤンキース)
・松坂大輔(西武、レッドソックス等)
・大谷翔平(日ハム)
・沢村栄治(巨人)
1位 捕手(キャッチャー)
・通称「守備の要」と言われるポジション
・投手と捕手どちらを1位にするか迷ったが、どちらにより有能な選手を置きたいかを考えると、捕手の方が重要度が高いと判断した
・キャッチング、リード、肩など、いくつもの複合的な要素が求められるポジション
・あまりの守備の重要性から、打撃力は捨てられていることが多い。そのため近年の捕手は打率2割前後の選手が多い
・捕手として群を抜いて優秀な選手が一人いれば、その選手がいるだけでチームを優勝に導くことが出来る(例:ヤクルトの古田、巨人の阿部等)
<代表的な選手>
・野村克也(南海)
・古田敦也(ヤクルト)
・阿部慎之助(巨人)
・城島健司(ソフトバンク、阪神、マリナーズ等)
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いかがでしたでしょうか?
1位はやはり、かなりの重要度を誇る「キャッチャー」だという結論でした。
皆さんも野球を観戦する際、どのポジションが重要か?という観点で見てみると、野球観戦がより楽しくなるかもしれません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。